http://www.carenet.com/news/det.php?nws_c=6973 1歳の娘の点滴に「腐った水」混入、母親を逮捕
代理ミュンヒハウゼン症候群と診断されるだろう、このお母さん。記事によると他の子どもも4歳前に死亡しているということです」。
お母さんのコメントがこの診断の決め手ではないかと私は思っています。
母親は混入を認めたが、「死なせるためではなく、子どもが病気になれば、付き添って看病できると思った」と殺意は否認している。
アメリカでは、ずいぶんたくさんのこの症候群の診断を受けた人がいたと、私が医者になって3年目くらいでよく聞きました。そのころ、子どもの虐待について、私もずいぶん示唆をうけて気にするようになったので、この症候群がとても気にかかってしまっていたのでした。
そして、私が医者になって12年目で、日本でもこの症候群がこうしてメディアの俎上に乗るようになったのです。
アメリカを日本が追いかけているという構図はあらゆる点で見られていたと思いますが、以前は20年か30年サイクルだったのでは・・・。でも、こうしてたった10年以内に繰り返しています・・・。
医者になって3年目のとき私は、この症候群はきっといずれ日本でも起こるだろうと思っていたが、ここまで早いとは思医も寄りませんでした。きっと、私の身近にも、このような人がいるのでしょう・・・。
子どものために、何とかこれを未然に防いだり、起こさなくすることは出来ないでしょうか?
それにしてもこの事件で、最初に亡くなった子どもの事件をもっと精密に捜査していたら、展開は変わっていたでしょう。秋田県藤里町の事件との類似を思ったものです。
以下に、Wikipediaから定義の引用です。
代理ミュンヒハウゼン症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
代理ミュンヒハウゼン症候群(だいりミュンヒハウゼンしょうこうぐん、Munchausen Syndrome by Proxy, MSbP)とはミュンヒハウゼン症候群の一形態であって、傷害の対象が自分自身ではなく何か代理のものであるような精神疾患である。
多くの場合傷害対象は自らの子どもであるため、児童虐待と 同列に挙げられることも多い。しかしながら傷害行為自体は患者の目的ではなく、手段として傷害行為に及ぶことで、自らの精神的満足を他者から得ようとして いるものである。子どもが患者の傷害の対象である症例では、患者は傷害を目的として行っているわけではないとはいえ、行為が反復・継続し、重篤な傷害を負 わされる危険があるので、早急に対策を行う必要がある。傷害の対象と患者を隔離すれば、直ちに「傷害」は改善する。
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