書評「急がば疑え!」(日垣隆著 日本実業出版社) 1300円(税別)
一ページ一テーマで書かれたエッセイ集です。著者の本やメールマガジンを知らなくても楽しめて、著者と議論できる本です。
それだけに興味のある分野が人によってまちまちで、誰かと読み比べると楽しいのかもしれません。
私は、法と精神障害との関係について興味があり、著者の「そして殺人者は野に放たれる」(新潮文庫)を読んでいたためにこの本でも同じ思考が流れているのが、うれしくほっとしました(p50)。
他には学校について(家に就学前の子どもがいるので)、週末起業(一応自由業なので)などの部分にドッグイヤー(折り目)があります。
そう、この本は自分が何に興味があるのか、どんなことをしたいと思っているのかを、時代の流れとともに知るという手がかりをくれる本です。
毎日が退屈で、生きるのが面倒で、という人には、あっさりと読めるけれども、興味のあるところにドッグイヤーをつけると自分が見えてくるのでお勧めです。
自分探しに旅行に出るよりも安上がり!でも確実なものだと思います。
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