2009年1月11日日曜日

スポーツは、体と心を犠牲にしていないか?

 知り合いのお孫さんが、スポーツクラブの合宿中に発熱して、病院に受診したそうです。それにもかかわらず、翌日の試合に体調不良をおして出場したとか・・・。

 詳細はわかりませんが、これはいいことなのでしょうか?

 私には、どうにも納得できません。

 私にしてみれば、そんな体調不良は好きでなっているわけではないのですから、そういう時にこそ休養をとることを、スポーツの指導では伝えるべきではないでしょうか?

 そして、このような美しく聞こえる「自己犠牲」がそのあとどのくらい、体に影響するか本人も周囲の人もわからないのだろうなと思いました。

 私は確かにスポーツ全般が苦手です。でも、歩くとか走るなどは好きなのです。要するにそれが人と競争するという事態になったら、もう苦手です。そういう人間のたわごとなのかもしれませんが、「自己犠牲」が推し進められると、相手にもそれを要求してしまい、体調不良で休養をとることができず、ひいては将来的には、仕事にも影響する事態になりはしないかと心配になります。

 この「自己犠牲」が進み過ぎて、チームメイトである相手を見つめることなく「勝利」にこだわり続けるのは人間として、恐ろしいように思います。

 杞憂だといいのですが。

 ちなみに知人のお孫さんは、すっかり元気になったそうです。それを聞いてホッとしましたが。

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