2008年11月9日日曜日

オバマさん

(2)シカゴ オバマを鍛えた貧民街:NBonline(日経ビジネス オンライ

 私は基本的には、政治、ことに自分の国以外の政治には興味をあまり持っていません。自分の仕事は精神科医だからと思っているからです。

 その良否は、それぞれの意見があるでしょうが、それはとりあえず保留です。

 そんな私は、新アメリカ大統領のバラク・オバマさんのことが気になっていました。知り合いでも何でもないのですが、オバマさんが地域活動をされてそこから大統領になろうとしたことを、知ったからです。冒頭の記事はそれを読みやすく、リアルにまとめてくれたもので、読んでいて改めてオバマさんへの期待が高まり、好感が強くなりました。

 この記事のタイトルも気に入ってしまったのです。

 というのも、私は精神科医として北海道浦河町のべてるの家のメンバーに鍛えられたと思っているからです。自分がどれほどの精神科医か、といえばまだまだのレベルですが、確かに新前を鍛えるのにはふさわしい場所でした。

 べてるのメンバーは、自分の思いをどんどん相手に伝えます。私に対する批判ももちろんありましたし、当時は新前だから批判があって当たり前とはとらえられず、自分自身が否定されたような勘違いも多々ありました。

 そのうちに、人の話を聞くのは面白いものだな、と思えたのです。私自身は新前ですから、特に何ができるということもないのですが、話を聞いていくことはできました。すると、相手の大事にしているものがよくわかり、それを自分も理解したと伝えていくことを繰り返していました。

 妙なことですが、そうしているうちに、相手が変わるのです。

 この記事では、オバマさんは当然精神科医ではないので、話を聞くことだけがいいとは思わずに別の手法で相手とさまざまな地域活動をしたということが書かれていますが、基本は同じかもしれないと思えました。

 オバマさん、昨日のニュースで娘さんのために犬をお探しされていると聞きました。ただ、その条件が(1)娘さんのアレルギーを悪化させないこと(短毛種がいいのではないでしょうか、と私は思いましたが)
(2)施設に待機している雑種の犬であること
ということでした。

 我が家の犬の系統をお勧めしたかったのですが、(1)にはマッチしましたが、残念ながら(2)にはあてはまらず・・・。

 それはさておき、冒頭の記事でオバマさんには意外かもしれませんが、私は共通点を勝手に感じてました。

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