外来に来てくれた人達がトラブルに会った、と私に話してくれたとき、私はよく「じゃあ、○○さん(その方の名前)は、どうしてほしいのかなあ?」と聞きます。
このことがはっきりすると、ある程度やることが決まるせいか、気持ちがすっきりするようです。
そんな私も、昨日ガーンとくることに出会いました。職場の人間関係です。
諸先輩から見れば、私のしていることは危なっかしく見えるのかもしれませんし、確かに先輩のいうことを素直に聞くタイプでも私はないので、ひとこともふたことも忠告があるのは私にもわかります。でも、それでも、さすがにそういういい方はないのでは、ということがあったのです。
昨夜からずっともやもやしていましたが、朝起きてから私自身に「自分は、その先輩にどうしてほしいのか?」と問いかけてみました。
すると、話が非常に単純で「ひどいいい方をしたことを伝えて、私に謝ってほしい」ということでした。
こうなると話は簡単です。これを実現するために私はどうしたらいいのか、ということを行動に移せばいいだけですから。さしずめ、私は誰かにこの件を相談することになるでしょう。
今までは、わけのわからないことで延々となやんでいたのです。あの時ああだったから、今になっているのだろうか、などなど・・・。
でも、悩んでいる私も、外来に来てくれる人も同じ人間なわけですから、同じことを聞いたり、同じことをしていけばいいのです。精神科医になって10年以上たってようやくこのことに気が付きました。長い!
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