2009年3月5日木曜日

依存症のカジュアル化

昨日はOと言う地区で講演をしました。

なぜかひさしぶりに緊張してしまいました。おそらく、初めての講演場所で、初めての人たちばかりでしかも、地域の名士さんたちの前での講演だったからと思います。。

もっといえば、私の父母くらいの年齢の人たちに偉そうに講演するのに、気が引けてしまったのです。

でも結果的には喜んでもらえて、ほっとしました。

そこは保健師さんも初めての人で、かなり緊張・・・。でも、意外なつながりがあって、かなり近い気持ちになれて、帰る頃にはほっとできました。

講演タイトルは、「すべて依存症から始まる」。われながら、大胆にすべての精神疾患を依存症(アルコールも含む)に結びつけたものだ、と感嘆してしまいました。

日本の依存症罹患人口は、少なく見積もられすぎていると私は思うのです。それだけに、自分のことを依存症である、と自覚できる人は貴重です。

昨日、講演していて思ったのだが、今は「私はうつ病です」と言うことはかなりカジュアルに語れるようになったけれども、ただ、「私は(アルコールを含む)依存症です」というのは、一世一代の秘密をいうくらいの勇気がいるのです。

これをカジュアルにできれば、と私は思っています。

その最初のひとつが、この講演だろうと思えたのでした。

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