2009年7月12日日曜日

言葉にできない思いの爆発、ってなになに?何?何?

 今日は、ビデオ上映会でした。すくーるばくで行われました。

 上映ビデオはべてるの家のもので、「精神分裂病を生きる 第8巻「言葉にできない思いの爆発」」でした。

 その中に登場する「パフォーマンス」のことが懐かしく思い出されていました。

 私が浦河赤十字病院に勤めていた当時は、私にはパフォーマンスがどれであるか分かりませんでしたし、どうしてそういう行動になってしまうのか、まったく分からなかったのです。通じない医者でした。今もそうなのですが・・・。

 ただ、自分もそういう面があると、当時は思い至れなかったのです。私だってストレスがあるときには、相手を心配させて自分で自分を大事にできない分を補ってほしいという行動に至るし、それは誰でもあることなのです。

 言葉で伝えようとすると、拒絶されてしまうかもしれない、でも、行動で相手が困ることをしたら、相手が収拾をつけてくれるに違いない、だって、相手が困っているんだから、というような論理で(私の場合、ですよ)「パフォーマンス」をしていたのです。

 おそらく、浦河のべてるのメンバーたちは(そして、私も)このように自覚して、少しでも言葉で伝えようとしていたら、周りの人は拒絶しないのです。だって、周りの人にとっても、私自身は大事な人なのですから、その人が困っていて、つらくて、という状況の中で、何かを相手に伝えようとしているときに、拒絶などしようはずがないでしょう?私だって、立場が逆だったらそうなのですから。

 こんな風に言葉で書けるようになったのも、べてるのビデオのおかげだなと思います。

 もっと、べてるのビデオを観る会が全国でもあればいいのに、そうすれば、私の仕事も楽なのにとまで思ったのでした。

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