2009年8月10日月曜日

読書会「私たち、発達障害と生きてます」

 8月9日は、すくーるばくで読書会でした。課題図書は「私たち、発達障害と生きてます」(高森明他著、ぶどう社)でした。

 ニキ・リンコさんの著作を読んでもよくわかるのですが、発達障害だと不便そうだなという感じです。人との交流において、よくわからないというのは、人間が社会を作っているという現実にあまりに即していないといえば、そうではないでしょうか?

 しかし、発達障害があるからといって、生きていけないわけではないのですし、社会のお荷物でもないのです。

 むしろ、私たちに新たな世界を提示してくれる人たちなのです。

 私たちが困るのは、その人たちとどんなふうにコミュニケーションをとったらいいかということなのですが、そのためにお互いを知り合いましょうというのが、この本の趣旨だと思います。

 現に、この本を読んで「そんなことを考えて生きているのか!」と驚く点と、「あ、私と同じだ」と思う点があります。

 つまり、私たちと彼らとの共通点もこの本は提示してくれています。

 ちなみに私が「あ、私と同じ!」と思ったのは、アハメッド敦子さんのポケットについてのこだわり部分です。私も全く同じで、バッグを買うのに一苦労したことがあるのです。それこそ出張の際に、出張をしに行ったのか、バッグを探しに行ったのか分からなくなるくらいでした。

 共通点探しも楽しいこの本です。

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