2008年6月29日日曜日

セクハラ、では終われない。


 これは人間の錯覚の起こした事件、と思うのは、私だけでしょうか?セクハラ、だけでは終わらないと思うのですが。


女性障害者にわいせつ行為 青森・下北事務組合施設

 下北地域広域行政事務組合(管理者・宮下順一郎むつ市長)が運営する青森県下北地方の知的障害者更生施設で、男性指導員(54)が1年間にわたり、利用者の成人女性にわいせつな行為をしていたとして懲戒免職処分になっていたことが28日、分かった。

 同組合によると、男性指導員は昨年5月から数回、夜勤中に女性を誘って体を触るなどのわいせつな行為をしていた。「申し開きできないことをしてしまった」と話しているという。

 今年5月20日午前零時ごろ、巡回中に女性が自室にいないことに気付いた別の指導員が、男性指導員がいた娯楽室から出てくる女性を見つけ、発覚した。

 同組合は26日付で指導員を懲戒免職、施設長を戒告の処分とした。宮下管理者は「許し難い行為。ご家族に深くおわび申し上げた。今後は職員のモラル向上に努めたい」と話した。
2008年06月29日日曜日

(以下、psycho)
 
 こういうタイプの事件は、場所と人が違うだけで、各地で起こっていると思います。

 私は、これは人間が権威に依存している、つまり、権威に対して人間は弱いので、権威を持ったとたんに自分がやたらとえらくなったような錯覚に陥ってしまうのではないかと思うのです。そして、好き勝手していいのではないかと勘違いしてしまい、自分の欲望を暴走させてしまうのでしょう。

 これも依存症ではないでしょうか。

 依存症は、それなしではいられない、というなにか(物質でも、行動上のプロセスでも)があること、と私は思っているのですが、人間は権威が好きなので、権威に依存してしまいがちで、権威がなしでいられないという状況になるのではないかと思うのです。そして、権威でもないものを人間は権威と思いがちです。だって、権威が大好きですから。
 
 この記事の加害者もそうなのでしょうと思います。権威をもった、と錯覚したのでしょう。単に、施設のスタッフであるというだけで、スタッフはメンバーがいろいろなことをする上でサポートをするというだけの役割です。それを権威と錯覚してしまった・・・。

 ばかばかしい、そう思います。

 そして、このような事件はモラルの向上では、変わらないと思います。人が、権威が好きで、権威に依存しがちで、自分が権威を持ったと錯覚してしまいがちだということから、対策を考えないといけないだろうなと思います。

 でも、いったい対策ってどうしていったらいいのでしょうか。私にもわからないですが、一人の知恵ではなくて、いろいろな人の知恵が必要なのかと思うのですが・・・。









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