2008年11月3日月曜日

子宮頚がんワクチンの開発。

2008/10/31(金)

子宮頸癌(がん)ワクチンの安全性を確認

承認から2年になる子宮頸癌(がん)を予防するためのワクチン(商品名:Gardasilガーダシル、※日本では未承認)が安全であることが、米国当局により報告された。

米国疾病管理予防センター(CDC)は、11-12歳からこのワクチン接種を受けるよう勧めている。Bloomberg(ブルームバーグ)ニュースによると、CDC予防接種安全対策室は、過去2年間に少女および若年女性を対象に実施された37万回のワクチン接種について調べた結果、血栓をはじめとする重篤な症状が引き起こされるとのエビデンス(根拠)は認められなかったとしている。一方、予防接種が不特定多数との性行為を助長すると懸念するグループなど、このワクチンを批判する団体は、Gardasilの安全性に疑問を呈し、性感染症の予防になるというような誤った認識を女性に与える可能性があると主張している。

Gardasilは、性行為により伝播し、子宮頸癌の原因となる4種類のヒトパピローマウイルス(HPV)を予防するワクチンである。今回の研究は、3回のワクチン接種のうち少なくとも1回を受けた少女および若年女性19万人の医療データを、別のワクチンを受けた女性またはワクチンを受けていない女性のデータと比較したもの。米フィラデルフィア小児病院のPaul Offit博士は今回の結果について、「心強い結果。このワクチンが安全ではないとの一般的認識がある。否定的な情報に対抗する重要な知見である」と述べている。

CDCの報告によると、11~17歳の少女のうち推定25%がこのワクチンを接種しているとされ、新しいワクチンの1年目の接種率としては極めてよい結果であると、CDCのLance Rodewald博士は述べている。この調査は少女のみを対象としたものであるため、実際はもっと多くの若年女性がワクチンを受けていると思われる。Rodewald氏によると、Gardasilは極めて忍容性が高く(well-tolerated)、若年齢で接種すれば少なくとも6年は予防効果が持続するという。また、このワクチンによって米国で子宮頸癌による死亡が年間4,000人減少すると期待されている。

副作用の1つに失神(fainting)があるとされ、米食品医薬品局(FDA)は先ごろ製造元のメルク社に対し、接種後15分間は失神がないか医師が患者を監視するよう勧める警告を添付文書に追加するよう求めた。7月には、接種部位の痛みや吐き気など、Gardasilによる8,000例の副作用(副反応)の報告がCDCに提出されたことが報道された。死亡例は15例の報告があり10例が確認されているが、いずれもワクチンによるものではないとCNNは報じている。CDCの研究結果の発表を受けて、メルク社はワクチンの必要性を強調する声明を発表している。

[2008年10月22日/HealthDayNews]
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(以下、psycho)


 もしも私に娘がいて、このワクチンをうけると言い始めたら、複雑な気持ちになるだろうなあと思います。。

 接種しなければ心配な反面、接種しなくてはならない状況なんだなあと思うとそれもまた心配。おかしな男にだまされていやしないかと、気になりすぎてしまうことでしょう。

 性的に大人になったと喜んでばかりいられない気持ちになってしまうでしょうし、さみしい気持ちとともに、その娘の将来を憂う気持ちが出てきそうです。

 幸いかどうかわかりませんが、私には男の子しかいないので、子宮頚がんの心配はしなくてはいいのですが、それはそれで心配。

 最近は男の子でも、性的虐待の被害者になりうるそうですし、いじめなんかも男の子同士のほうが陰湿なようですし。


 でも、子どもをもつって、心配することが多いことがいいのかもしれませんが・・・。




 


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