春日武彦著「『治らない』時代の医療者心得帳」(医学書院)を読みました。
けっこう最近の本なので、読んだ方も多いと思いますが。
その冒頭の章で、今日のブログタイトルの疑問について書かれていました。著者の返答も素敵なのですが、私も私なりに考えてみました。
人を殺すってどういうことなのかな?
つまり、夫や、子供や私の親と同じ、「人」をいないものにしてしまうということ・・・ですね。
まず、こう考えると恐ろしい。考えるだに、恐ろしいという感じです。恐ろしいから、できない、しない。そういう理由が考えられます。
そして、生物一般に目を向けると、共食いも含めて同種同士での争いはその種の、生存が危うい、つまりその種が今後地球上で繁栄できそうにない状況であることが多いような、気がします。そういう、まがまがしさがあります。
これも恐ろしい。考えたくないです。
もっというと、本来繁栄するはずの種が自らの種同士で殺しあうというのは、神様(やや気恥ずかしい)が決めたことで、「もう繁栄しなくていい」ということのような、そんな、私たちの知の及ばないことのような気がします。
この3つの理由で、私は、人を殺しません。そして、人を殺してはいけないと思うのです。
論理が自分のことになっていて、一般論ではない、と怒られるかもしれませんが、この疑問は私はどうしても自分に引き寄せないと、考えらえなかったのです。
みなさんは、どう考えますか?
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