2008年9月7日日曜日

頭にくる!

 先日、私の外来の予約を少しでも早く取りたいがために、圧力をかけてきた人がいました。具体的には、市会議員に言う(私の勤務している病院が自治体病院なので)、同僚の小児科医に言う、などなどです。

 そういう圧力をかけられると、私だけかもしれませんが、かなり不愉快です。頭にきます。というのも、他に待っている人がいるのです。それは、看護師さんもその圧力をかけた人に伝えたのですが・・・。

 私だってもちろん、今の私の外来で予約して3カ月先に診察という状況がいいとは全然思っていません。現在の状況は過渡的状況で、今後日本においても児童精神科を標榜するようになれば、緩和されるはずなのです。それは大体10年後だろうと思っています。というのも、現在医学部への入学定員を現在の1.5倍増加させているのですから、その人たちが研修医2年間を終了し、専門を決めるまでやはり10年は必要だろうという予測に立っています。

 10年待つよりも、目先の3か月待てないのでしょうか?待てないんでしょうね。

 はっきりいいますが、圧力をかけて予約を早くしてもらっても、それだけのことです。診療内容には全く変化はありません。

 至急だ、というのであれば、他にいくところもありますよ。どんなに、児童精神科医が少ないといっても、至急の人をみはなすような、そんな医療制度ではないですよ、日本はね。

 私が頭に来ているのは、至急とはいえない、と看護師さんが伝えているのに、それでも圧力をかけてくる人がいることです。

 他の人のことも考えてほしいのですが・・・。

 

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