2008年9月19日金曜日

飲酒運転

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)のメールマガジンから・・・。


沖縄県警は、今年1~6月の間に飲酒運転で摘発された人に任意の
アンケートを実施。2年前の06年に行った同様の調査にくらべ、
出勤
時間帯の午前5~9時に摘発された人の割合が3.
7倍の大幅増となった
ことがわかりました。

06年と今年の摘発を時間帯で比較すると、「出勤時間(午前5~
9時)」
が8%から29.8%に、「夜間(午後9時~午前1時)」
が47.3%から35%に、
「深夜(午前1時~5時)」が34.5%から20.7%。
出勤時間の早朝だけが
増加し、夜間~深夜の摘発数は減少傾向にあることがわかります。

飲酒運転撲滅の機運が高まり、飲み会では指名ドライバー制を導入
したり、飲食店の協力で運転代行を利用するなど、「
飲んだら乗らない」
の意識は確実に広まっています。
しかし、問題はこれで終わりません。
一度帰宅または仮眠後の、
翌朝の飲酒運転が注視され始めています。

今回のアンケートの結果でも「飲酒後に車で眠り、早朝出勤のため
に運転した」(県警)
との理由で早朝摘発されるケースが目立つとのこと。
個人差はありますが、アルコールの処理にかかる時間は、
目安として
日本酒1合(ビール中ビン1本)でおよそ4時間。
仕事帰り、午前0時まで日本酒3合を飲んだとすると、
体内のアルコールが
完全に分解されるのは翌日の正午という計算になります。
一晩たって、自覚できる酔いはさめたとしても、
体内のアルコールが
抜けないうちは飲酒の影響下にあることに変わりありません。


(以下、psycho)

 私は、アルコール依存症を専門にしている、といっているくせに、
飲酒翌日に摘発された例について、これまでほとんど思いをはせることは
ありませんでした。

 ただ、この記事の後半のアルコール分解時間について、つくづく自分の知識が
浮遊しているのに過ぎないと実感してしまいました。

 アルコール依存症の人たちは、外来にまだまだ来ているのです。だから、
その人たちに、飲酒翌日にもアルコールの影響が残っているということを、
このメルマガの記事を元に話していかなくては。

 そんなことを思ってしまいました。

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