アービンジャー・インスティテュート著 金森茂樹監訳 富田星訳「自分の小さな「箱」から脱出する方法」という本が、昨日の読書会(at すくーるばく)でのお題本でした。
この本はもちろんフィクションなんですが、登場人物がいいです。主人公が感じている悩みというか、自覚できていないどうしようもなさを共有し合えている、そういう内容が「この世の中捨てたものじゃないなあ」と思える良さがあります。
毎回、種々の本を読んで、それを私と夫で紹介しあうというシステムのこの読書会ですが、この本は自分では見つけられなかったでしょうし、その意味で、読書は自分だけでしないほうがいいと改めて実感しました。
読書会後に書いた感想です。
≪「自分の小さな「箱」から脱出する方法」という本のタイトルを観て、何のことかさっぱりわかりませんでした。夫から勧められて「まえがき」を読んでも、疑問は消えません。しかし本文を読み始めると、これは「自己正当化がいかに自尊感情を損ね、自分の行動に悪影響を及ぼし、周囲との人間関係をだめにして、ひいては世界の知的物的効率をも下げるから、それをやめる方法を感があいましょう」ということだとわかりました。結論や「こうすればよい」という絶対的解決はないようですが、それだけに私たちが考える余地があり、一冊の本で終わらないで今後も楽しめて使える本ではないかと思いました。≫
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