8月24日(日)に、秋田県横手市で山中康裕先生(京都大学名誉教授)の講演会があるので(psychoの同僚の臨床心理士さんが頑張ってくれてます)、その下準備で読み始めた本です。
『親に暴力をふるう子どもの心がわかる本』(山中康裕著 講談社) 1300円(税別)です。何冊か購入したのですが、これから読み始めました。
私の外来にも、暴力のことで相談に来る親御さんたちがたくさんいます。その人たちに、「子供のことを少しは信用したら?」というのですが、そのコメントが まったくそのとおりだった、とわかって安心させてくれた本です。
本文p64に≪「無意識」には倫理観や道徳心が宿っている≫とあります。
親 が子供に対して抑圧しなくなれば、そのようなもともと子供が持っていた「よさ」が現れてくるのだろうと、私は思っているのです。
ただ、実際に自分が親の立 場になれば、息子に対して、物を散らかしたりすれば怒ってしまい、まさに抑圧しているのですが・・・。そういう意味で、外来に来てくれる親御さんたちの苦労もわかります。
自分の中でどのくらい、子どものことを子ども自身に まかせられるか、それを問われており、なおかつ、どうしたらいいのか、と書かれている本です。イラストもかわいらしく、私は30分で読み終わりましたの で、手軽です。
イラストが多いので、これを気に入ることができれば、楽しめて、安心感もいただける本です。
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