私は実は子供の精神科が専門になる以前は、依存症の人たちを専門に診療していました。といっても、精神科医になってから2~5年目までくらいでしたが。本気でやろうと考えていて、厚生労働省の依存症研修にも行ったのです。今も、その専門性は続いていると私は思っているのですが、私と同じように思ってくれている人はあまりいません。
それは余談なので、さておき・・・。
依存症の病態とは、私にとっては「とまらない」だと思っているのです。お酒がとまらない、買い物がとまらない、ドラッグがとまらない、などなどです。
もっと格好よく言うと、耐性形成がなされて依存物質あるいは依存行動の渇望化ということなんでしょうが。
依存症の人たちは、もちろん個人で様々ですが、まじめで頑張り屋さんが多いのです。だからこそ、依存症になってからも、まじめに頑張ってしまい、疲労から何かに依存せざるを得ないのかもしれません。
実はそれは私のことなのです。まあ、まじめで頑張り屋さんではないので、依存症にはなれなかったのですが。
私は、何かを始めて熱中すると、「とまらない」人です。さっきもそうでした。私はGoogle Documentで文章を管理していますが、それの整理整頓をしているうちに本来はこの時間はこのブログを書くための時間だったというのに、もう夢中でした。そういう、ソフトの中がすっきりしている、見た時の画面がすっきりしている、というのが大好きなのです。大好き、を通り越して、快感というか・・・。
そんな私だからよけいに、依存症の人たちが好きで、一緒にいたいと思うのだと思います。もしかしたら、単に自分が好きなだけなのかもしれませんが・・・。
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