2008年8月19日火曜日

ハリーと千尋、観ましたか?

 「ハリーと千尋世代の子供たち」 (山中康裕著 朝日出版社 1300円(税別))を読みました。

 ハ リー・ポッターシリーズと宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」の二つの作品を「前思春期の少年少女」という切り口で解説している、それが面白い本でし た。私はこの二つのシリーズとも観てもいないですし、読んでもいないのですが、この本から興味をひかれ始めています。近いうちに読みたいですね・・・。

 
 さて、この本では、前思春期の子供たちは、性というもののあらしにさらされる 直前であるがゆえに、純粋であることや、性を知る前であるからこそ同性とのやり取りにより人間関係(性を介さない)を気付くことの重要性が語られていま す。

 そして、この年代の子供たちが、毎日をまるで死んだ魚のごとくつまらないといいながら過ごしている、この日本という国に住む私たちがやるべきことにつ いて、はっきりと書いています。

 それは、人間どうしとしてつながりを回復して生きること、と書いています。
といっても、そんな大げさなものではありません。でも大事だな、と思えます。「出会ったら、挨拶するこ と」なのです。その簡単さにも著者の良さのような気がして(ああ、うまく書けなくてすみません)、感銘を受けました。

1 件のコメント:

tomoto さんのコメント...

「出会ったら、あいさつすること」、
なるほど!
この本ぜひ読ませてもらいますね。
ウチの娘はちょうど(超?)思春期。
もっと早く読めたらな、
と思ったりもして…。