一昨日と、昨日、同じ内容で全く違う結論の記事が出ていました。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=81111
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200810080234.html?ref=rss
ふうん。この二つの記事を読んで、依存症の気持の奥深さを改めて思いました。
やめたいけれども、やめられない。物質依存は、そういう心理をもっています。やめたほうがいいとわかっているけれども、この物質(ここではたばこ)を吸うことでいいこと(仲間と楽しい時間を持てる、かっこいい感じを自分に持たせられる、ほっとできるなど)があるわけです。
だとすると、毎日新聞提供の記事では「やめない」ではなくて、「やめられないと思う」とするべきかと思ったりしますが。
そして朝日新聞の記事は、「吸わない」ではなくて、「吸いたくない」とするべきかと。
私の勤務先は、未成年の喫煙に対して抑圧が強いせいか、これを悩んで受診する人は私の外来にはいません。はやくこの抑圧が軽くなって、たばこの依存傾向で悩んでいる未成年の受診が増えれば、と思っています。
もちろん、吸わなくなってほしいのであって、未成年がもっと喫煙してほしいという意味ではありません。
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