2008年10月25日土曜日

デイケア見学;その2

 今回のデイケア見学で、参考になった点が本当に多かったです。

 具体的には、デイケアに参加するハードルを高く設定することという点でした。つまり、年齢層と疾患を極力均質化して、場に共通点をもたらすということです。これが、この氏家医院のデイケア成功のポイントだと痛感しました。

 自分がこれまで使用としていたデイケアとぜんぜん違っていると思えたのです。つまり、ある程度以上に医療が恣意的にかかわっているといっていいかもしれません。そして、そのことで場に安心感と安定感をもたらしているのです。

 私自身は今まで、自分の体験した場として「べてるの家」を参考に考えていました。私から見て、べてるは雑多というか、多様性があるがゆえに安心感と安定感につながっていると思ったのです。しかし、これは各メンバーにそれまでに成功体験が多いからこそ起こりうることだと今回実感したのです。子供たちの中には、というかほとんどがそのような人との交流において成功体験がないか、薄いのですから、私にできることとしては、氏家医院でのアイディアがしばらくはいいのかもしれないと思いました。

 昨日の午後のデイケアで知った「お絵かきしりとり」も、素敵なお土産になりました。これ、ほんとに面白いです。

0 件のコメント: