ようやく観ました。
申し訳ないのですが、あまりジブリ映画に共感できないことが多かったのです。あれ、といっても「もののけ姫」だけですが・・・。
でも、「千と千尋の神隠し」はよかったです。共感できました。
もっとも共感できたのは、人とのコミュニケーションの大事さを徹頭徹尾伝えている点です。前半で釜爺にお世話になったのに対し、リンが千尋に「あんた、釜爺にお世話になったんだろう。お礼は言ったのかい!?」という場面。
そして、千尋があらゆる場面で、常にカオナシを自分と同じニーズをもつ「人」として、接している点です。
これが一番この映画の伝えたいポイントだなと、わかります。特に、カオナシなんて千尋のストーカー化しているんだから、全然相手にしなくてもいいのに、千尋は堂々とカオナシと向き合って、彼にこびない。そして、それでもストーカーになっているのに、カオナシの分まで汽車代を出してあげたりして。
リンも、千尋が自分と違う世界の人間だとわかっていても、同じニーズをもつ対等さを常に千尋に出し続けている。すごいなあと思います。
私は、そうだろうか。私自身がそのように誰かにでも接することができるだろうかと、突き付けられながら、説教臭くない。
楽しめます。また、このブログの8月19日の「ハリーと千尋世代の子供たち」という本も、読むと面白さ倍増ですよ。http://psychopsycho-psycho.blogspot.com/2008/08/blog-post_19.html
0 件のコメント:
コメントを投稿