2008年10月22日水曜日

虐待は日常に潜んでいるのかも

入院中の6歳男児を虐待 傷害容疑で母親逮捕
このニュースについての掲示板

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月21日】

 入院中の6歳男児に病室内で暴力を振るってけがをさせたとして、京都府警宇治署は21日、傷害容疑で、京都府宇治市の看護学校生の母親(30)を逮捕した。

 府警によると、男児は衰弱状態で入院。のどにやけどのあとがあり、後遺症で食事や水分を十分取れなかった可能性があるという。同署は、母親が熱湯を無理やり飲ませるなど日常的に虐待していた疑いもあるとみて調べている。

 母親は「しつけのためにやった」と供述しているという。

 調べでは、母親は今年2月から3月にかけて3回にわたり、大阪府高槻市の病院に入院していた男児を病室やエレベーターホールで殴ったりけったりし、顔などに軽傷を負わせた疑い。

 虐待に気付いた病院が3月ごろ、宇治児童相談所に連絡。相談所が男児を一時保護し、5月に府警に虐待を告発していた。男児は京都府内の児童養護施設で生活している。

 保育園に通っていた昨年夏ごろにも、園の関係者が体に傷あとがあるのを見つけたという。

 保育園の関係者は「1月ごろ、母親が『食道に炎症を起こした』と申し出て退園手続きを取った」と話している。

(以下、psycho)

 ちょうど雑誌CREA11月号の「30代で母になる」を読んでいました。当然ですが、育児の絶賛記事が満載です。

 たしかに育児は楽しいです。私も、こんなかわいい人から強烈にラブコールされるなんて生まれて初めて、と思います。

 ただ、そればかりではないです。残念と言えば、残念ですが。

 あまりだだこねられると、「あー、もう」と思うこともしばしばです。憎らしいというか、イライラするという感じでしょう。思い通りに動いてくれない子供がいると、その子供もさることながら、自分のことももっとイライラする感じです。

 虐待、というか、暴言であれば私もやってしまったことが多々あります。子供ではなく、その周りの物にあたってしまうのです。

 ただ、その時の子どものおびえた表情は忘れられません。

 そのあとは私は必ず謝ります。「ごめん、悪かった」と。そうすると、子供ってありがたいものでまた許してくれて、私のことを大事な人として一緒にいたがるのです。

 この冒頭の記事のお母さんは、そうは思えなかったのだろうと思います。この人が一番いやだったのは、この人自身なのかもしれません。

 6歳で亡くなってしまうことになったこの子のことを、思うとつらいです。

 

0 件のコメント: